ICL手術では、手術中に強い痛みを感じることはほとんどなく、術後のゴロゴロ感やしみるような軽い違和感も数日以内に自然と治まるケースが一般的です。
点眼による局所麻酔が手術前にしっかり行われるためで、施術そのものも短時間で済み、目を傷つける範囲が最小限に抑えられていることが理由です。
ICL手術で痛みはあるのかや術後の痛みの経過とセルフケア、注意すべき異常サインについて順を追って解説します。
内容を理解することで、今感じている症状が正常な範囲かどうかを判断できるようになり、不安なく手術を受ける準備が整えられます。
ICL手術の痛みはどれくらい?手術中に感じる違和感についても解説
ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は、視力を回復させるために目の中へ小さなレンズを挿入する医療処置で、施術時間は片眼で約10〜15分です。
手術中の痛みは点眼麻酔によってほとんど抑えられ、刺激として伝わるのは軽い違和感や圧迫感にとどまります。
手術中に痛みを感じにくい仕組みとして使われる点眼麻酔の働きや、まばたきを防ぐ開瞼器の役割、手術中の視界や感触の特徴、医師とのコミュニケーション体制について詳しく解説します。
ICL手術では麻酔を使うことで痛みを抑えられる
ICL手術では、麻酔を使うことで手術中に強い痛みを感じることはほとんどありません。
あらかじめ点眼麻酔を行うことで目の表面の感覚がしっかりと抑えられており、刺激を感じにくい状態で処置が進むからです。
切開は約3mmと非常に小さく、縫合を必要としない構造で、施術全体も10〜15分ほどと短時間で終了します。
痛みを最小限に抑える工夫
- 点眼麻酔で角膜表面の感覚をブロック
- 約3mmの極小切開で縫合不要
- 顕微鏡下での精密操作により刺激を最小限に
- 術中は点眼で角膜を潤し、乾燥を防ぐ
麻酔・切開・器具操作のすべてが痛みを最小限に抑える設計となっており、不安を感じる方も安心して受けやすい手術といえます。
手術中は点滴麻酔の影響でピントが合いにくくなっている
ICL手術では、手術中に点滴麻酔を併用することでリラックスした状態を保てます。
麻酔は意識が完全に消えるわけではなく、まどろみのような感覚になるのが特徴で、目のピントが合いにくくなり視界がぼやけて見えることがあります。
手術中に感じる見え方の違い
- 顕微鏡の光がまぶしく白く見える
- 器具や手の影がぼんやりと映る
- ピントが合いにくく、視界がにじむ
- 医師の声かけにより安心して手術を受けられる
薬の作用による一時的な現象で、手術を安全かつ快適に受けるために必要な処置です。
手術中は医師が常に声をかけながら進めるため、視界がぼやけても問題はありません。
麻酔の効果は手術終了後にすぐ切れ、数時間で自然に回復します。
手術中には目の圧迫感や光の眩しさを感じることがある
ICL手術中は麻酔が効いているため痛みを感じることはほとんどありませんが、施術の過程で軽い圧迫感や光の眩しさを感じることがあります。
角膜を固定したりレンズを挿入する際に器具が目に触れるために起こる自然な反応です。
眩しさは顕微鏡の強い光を使用して手術を行うためで、一時的なもので時間の経過とともに収まります。
手術中は意識がある状態で医師の指示を聞きながら進むため、不安を感じる人もいますが術前に点眼麻酔と鎮静処置が施されます。
圧迫感や眩しさは数分でおさまり、痛みを感じることはありません。
安心して手術に臨めるよう、医師に不安点を事前に相談しておくことが大切です。
ICL手術後の目の痛みはいつまで続く?回復するまでの目安も紹介
ICL(眼内コンタクトレンズ)手術のあとには、一時的に目に違和感を覚えることがあります。
術後の痛みやゴロゴロ感は、処置による刺激や点眼薬の影響によって起こるものであり、多くは自然な回復の一環として現れます。
手術後当日から1週間以内に見られる違和感の種類と持続期間、回復の目安、痛みをやわらげるケア方法、生活環境でできる工夫について解説します。
手術後に痛みはないが違和感を覚えることがある
ICL手術後は痛みを感じることはほとんどありませんが、目の中にレンズが入っていることによる違和感を覚える人もいます。
角膜や眼内が手術によって一時的に刺激を受けているためで、数日〜1週間ほどで自然におさまります。
特に、まばたき時のゴロつき感や軽い異物感は多くの人が経験しますが、時間の経過とともに慣れていくケースが大半です。
医師から処方される抗炎症薬や保湿点眼薬を指示通りに使うことで、違和感の軽減や回復の促進が期待できます。
強い痛みや充血が続く場合は、炎症や感染の可能性もあるため、早めの受診が大切です。
適切なアフターケアを行えば、違和感は次第に消え、快適な見え方へと安定していきます。
手術後当日〜翌日に感じる目の違和感
ICL手術の直後には、目がしみるような感覚やゴロゴロとした異物感を覚えることがあります。
角膜表面に接触した器具やレンズ挿入による軽微な刺激、あるいは術後に使用される点眼薬の作用によって一時的に発生します。
当日から翌日にかけては、まぶたの重さや軽い痛みをともなうケースもあり、実際には点眼を継続し、目を閉じて休むことで徐々に軽快します。
| 症状 | 主な原因 | 持続期間の目安 |
|---|---|---|
| ゴロゴロ感 | 角膜表面への軽い刺激 | 1〜3日程度 |
| しみる感覚 | 点眼薬の刺激 | 1〜2日程度 |
| まぶたの重さ | 眼圧変化や腫れ | 当日〜翌日 |
| 軽い痛み | 切開部や炎症反応 | 1〜2日程度 |
視力は安定していても違和感だけが残ることもあるため、焦らず回復を待つことが重要です。
術後すぐに現れる感覚は多くの場合で自然な範囲におさまり、正しく対処すれば短期間で落ち着いていきます。
手術後3〜7日で目に感じる目の違和感
術後3日目以降には、目の違和感が次第に軽くなり、視界も安定しやすくなります。
角膜の修復が進み、点眼薬に対する反応が和らぐことによって症状が改善されるためです。
ゴロゴロ感やしみる感覚が残っていた場合でも、5〜7日目にはほとんど気にならなくなる傾向があります。
STEP01
術後1〜2日
軽い痛みやゴロゴロ感が続くが、点眼と安静で徐々に緩和される。
STEP02
術後3〜4日
角膜の回復が進み、目のしみや異物感が軽減。視界も安定し始める。
STEP03
術後5〜7日
ほとんどの違和感が消え、視力も安定。軽い乾燥を除けば日常生活に支障なし。
この期間に痛みが強くなる、視力が急に低下する、充血が拡大するなどの異変がある場合は、感染や眼圧上昇といった合併症の可能性を考慮し、速やかに医師へ相談する必要があります。
1週間前後で症状が軽快している場合は、術後の経過はおおむね順調であると判断できます。
ICL術後7日経過しても目が痛いのは病気のサイン?症状別で紹介
ICL手術のあとに軽い違和感や刺激を感じることはありますが、症状のなかには放置すべきでない異常のサインも存在します。
術後に痛みが強くなる、視力が急に落ちる、目の充血が広がるなどの変化は、何らかの合併症が進行している可能性があります。
異常が疑われる痛みの特徴、原因として考えられる症状、医療機関を受診すべきタイミングと伝えるべき情報について解説します。
目の痛みが強く長引いている場合は合併症が進行している可能性がある
術後に痛みが強くなったり長引いたりする場合は、何らかの合併症が進行している可能性があります。
原因としては、角膜上皮障害による刺激感、眼圧上昇による鈍い痛み、感染性炎症によるズキズキとした痛みなどが代表的です。
痛みを引き起こす主な原因
- 角膜上皮障害:乾燥や接触刺激で鋭い痛みや異物感が続く
- 眼圧上昇:目の奥が重く痛むような鈍痛が現れる
- 感染性炎症:ズキズキした痛みとともに充血・かすみ・目やにが出る
痛みが日を追うごとに悪化している場合は、自己判断で様子を見るのではなく、早めに医師へ相談する必要があります。
視界のかすみや光のにじみが続くときは角膜トラブルの恐れ
ICL手術後に視界のかすみや光のにじみが長く続く場合は、角膜や眼内のトラブルが原因となっている可能性があります。
術後すぐは目の乾燥や軽い炎症によって一時的にかすみが出ることがありますが、通常は数日〜1週間で改善します。
2週間以上続く、または悪化するようであれば、角膜のむくみや感染、レンズ位置のずれといった異常が起きている恐れがあります。
ICL手術後は目の回復途中で視界の見え方が不安定になることもありますが、無理に我慢せず早めに受診することが重要です。
医師による検査で原因を特定し、点眼治療や調整を行うことで多くは改善が見込めます。
目を鋭く刺すような痛みや目の奥が痛む症状は病院の受診が必要
ICL術後に痛みが強まる場合や、違和感が消えず悪化している場合は、医療機関を早めに受診する必要があります。
鋭く刺すような痛み、目の奥が重く痛む、光を見るとズキズキするなどの自覚症状がある場合には、角膜障害・眼圧変動・感染などを想定し、即時の判断が求められます。
| 痛みの特徴 | 考えられる原因 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 目の奥がズキズキ痛む | 眼圧上昇・炎症 | すぐに受診を検討 |
| 持続的にしみる/刺すように痛い | 角膜上皮障害・乾燥 | 点眼継続と医師への相談 |
| 痛みと同時に充血・目やに | 感染性炎症 | 即日受診が望ましい |
| 光を見ると強い痛みや眩しさ | 炎症・虹彩刺激 | 我慢せず医師に報告 |
目の異常は進行が早いケースもあるため、いつまで様子を見てよいか分からないと感じた時点で、相談を優先することが大切です。
早期の受診が、視力の回復と安全な経過につながります。
ICL手術は目の痛みが少ない!怖い時は医師と相談してから検討しよう
ICL手術は、痛みを最小限に抑える工夫や、安全性を確保する仕組みが細かく整えられた医療技術です。
手術中の不安や術後の違和感に対しても、適切な知識と準備があれば冷静に対応できます。
麻酔や器具の使い方、術後に起こりやすい症状とその対処法、受診が必要なケースなどを整理してきました。
視力の悩みを解消する手段のひとつとして、ICLという選択肢が現実的に検討できる段階にあるかもしれません。
まずは診察や相談を通して、自分の目に合った方法を専門医と一緒に見極めることから始めてみてはいかがでしょうか。
ICL手術を検討している方は、必ず手術前に医師と相談したうえで行うかの判断をしましょう。
各クリニックによって費用や手術実績が異なるので、病院選びのポイントも合わせて確認してください。
