ICL手術はやめたほうがいいのか失敗例と後悔する要因を解説

ICL(眼内コンタクトレンズ)は、角膜を削らずに視力を矯正できる一方で、費用の高さ術後の見え方将来的な追加手術の可能性などが不安材料になりやすく、「やめたほうがいいのでは」と迷われやすい手術です。

ICLは適応と価値観が合えば満足度が高い一方、費用対効果が合わないケースや老眼との相性、夜間のハロー・グレアなどのギャップによって後悔につながることがあります。

ICLが「やめたほうがいい」と言われる主な理由を、費用対効果・老眼・追加手術・生活スタイルとの相性の観点から解説します。
ICL手術を受けるか迷っている方の、判断の一押しができる情報をまとめています。

ICLはやめたほうがいい?費用対効果と手術を受けるデメリット

ICL手術が懸念される主な理由

ICL(眼内コンタクトレンズ)は、角膜を削らずに視力を矯正できるという大きなメリットがある一方で、費用の高さや術後の見え方、将来的な追加手術の可能性などから「やめたほうがいいのでは」と迷われやすい手術でもあります。

ICLを検討する人が不安を抱きやすいポイントを、費用対効果・老眼・追加手術・生活スタイルとの相性という観点から解説します。

ICLがやめたほうがいいと言われる主な理由

ICLに対してネガティブな意見が出やすいのは、いくつかの共通した懸念点があるためです。代表的な理由を一覧でまとめました。

ICLはやめたほうが良いといわれる理由

  • 費用の高さ:自由診療のため全額自己負担。両眼50〜70万円が相場で、検査や再手術費まで含めるとさらに高額になることがある。
  • 再手術の可能性:視力の変化や白内障の進行などにより、ICLの交換や除去が必要になる場合がある。
  • 夜間の見え方:ハロー・グレアなど光のにじみが生じるケースがあり、夜間運転などで不便に感じることがある。
  • 合併症リスク:眼圧上昇、白内障、感染症(眼内炎)など、眼内手術特有のリスクがゼロではない。
  • 老眼の進行:加齢に伴う老眼はICLでも避けられず、遠近両方の裸眼を望む人にはギャップが生じやすい。

ICLをやめたほうが良いといわれる理由はどれも、慎重なクリニック選びと術後の正しい過ごし方で回避できるものでもあります。
事前に理解し、対策を知っておくことで、「高いお金を払ったのに想像と違った」という後悔をしにくくなります。

ICLの費用は高い?費用対効果で後悔するケース

ICLは初期費用こそ高額ですが、コンタクトやメガネを長期間使い続ける場合と比較すると、必ずしも割高とは言えません。費用だけを理由に「やめたほうがいい」と判断すると、長期的なコスト構造を見誤ります。

ICLと他の矯正手段の費用イメージを整理すると、負担の方向性が明確になります。

矯正方法 費用の特徴 総額イメージ(20〜30年)
ICL 初期費用が大きいが、長期の維持費はほぼ無し 50〜70万円+追加検査や将来の白内障手術時の調整費
コンタクト 毎月の購入費・ケア用品・検査費が積み上がる 40〜100万円以上(使用頻度・度数で大きく変動)
メガネ レンズ交換・破損・度数変化で買い替えが必要 数万円〜数十万円

ICLの費用で後悔しやすいのは、軽度近視でメガネやコンタクトに大きな不便がないケース、または追加検査やレンズ交換の可能性を見込まずに初期費用だけで判断したケースです。生活上の不満が小さい人ほど、費用と満足度のバランスが取りにくくなります。

費用の判断基準は初期費用の大きさではなく、今後20〜30年の総コストと生活の快適さをどう捉えるかです。長期の視力維持や裸眼での生活価値を重視する場合、ICLは費用に見合う選択肢になります。

老眼などの将来の視力変化との相性

ICLは近視や乱視を矯正する手術であり、加齢による老眼は避けられません。40代以降で手術を受ける場合、遠くは裸眼でよく見えるのに、手元だけが見えづらくなるという変化が数年以内に起こることがあります。

見え方の変化は、遠くの裸眼を優先できる人にとっては大きな問題になりませんが、遠近どちらも裸眼で過ごしたい人や老眼鏡に抵抗がある人には負担になりやすく、術後のギャップが後悔につながります。ICLは水晶体を残す術式のため、老眼の影響を完全に避けることはできません。

老眼世代でICLを検討する際は、遠くの裸眼をどれだけ重視するかが判断の分かれ目です。遠くの見え方の改善が最優先であればICLは相性が良い一方、手元の裸眼まで求める場合はICLでは目的を満たせません。ICL以外には、メガネの使い分け、コンタクトと老眼鏡の併用、モノビジョンなどの老眼治療が現実的な選択肢になります。

レンズ交換や追加手術が必要になる可能性

ICLは半永久的と表現されることがありますが、視力の変化や白内障の進行によって、将来的にレンズ交換や除去が必要になる場合があります。

白内障手術を行う際はICLを一度取り外す必要があるため、完全に一度きりの手術とは言えません。

また、術後の見え方がわずかに想定と異なるケースでは、度数調整のためにレンズ交換を行うことがあります。頻度は高くありませんが、「絶対に追加手術をしたくない」という価値観の人にとっては負担になりやすいポイントです。

ICLは、長期的な視力変化や白内障手術まで含めて付き合っていく治療です。将来の追加処置をどこまで受け入れられるかが、ICLを選ぶ際の重要な判断材料になります。

通院負担・生活リズムと合わず後悔してしまうケース

ICL手術後は、レンズの位置や眼圧、Vault値を確認するために定期検診が必要です。術後1か月・3か月・半年・1年というスケジュールで通院するのが一般的で、その後も医師の判断に応じてフォローが続きます。

海外出張や夜勤が多く、決まったタイミングで通院しづらい生活スタイルの人は、この定期検診が負担になりやすく、「思っていたより通う必要があった」と後悔しやすい傾向があります。また、夜間運転が多い仕事の場合、術後のハローグレアが生活に影響しやすく、ICL自体との相性が良くありません。

ICLは手術だけでなく、術後1年程度の通院や長期的な管理まで含めて向き合う治療です。通院の継続が難しい生活リズムであれば、別の矯正方法を検討したほうが負担が少なく、後悔を避けやすくなります。

ICL手術の失敗例と後遺症リスク

ICLの「失敗」という言葉には、医学的な異常と、術後の見え方が期待と違うという主観的な後悔の2つがあります。重大なトラブルは稀ですが、レンズ位置の異常や眼圧の上昇、ハローグレアなど、理解しておくべきポイントは確かに存在します。

レンズ位置ずれ・Vault異常など医学的に失敗とされる可能性

ICLで医学的に「失敗」と判断されるのは、レンズ位置の異常やVault(レンズと水晶体の距離)の問題により、安全性に影響が出るケースです。

レンズが本来の位置からずれると視界のゆがみや眼圧の上昇につながり、Vaultが適正値から外れると白内障リスクが高まります。

術前検査の精度と術後の定期検診で早期に発見することができ、多くは調整やレンズ交換で対処可能です。適切にフォローを受けていれば重大なトラブルに発展する可能性は低く抑えられます。

ハローグレアなど夜間のにじみが残るケース

ICL後で最も多く見られるのが、光がにじんで見えるハローやグレアです。術後しばらく強く感じる人もいますが、多くは数か月の経過で落ち着き、生活に支障のないレベルまで軽減します。

一方で、完全に消えないケースもあるため、夜間運転が必須の仕事や、暗所での視認性が重要な環境では負担になりやすい傾向があります。ただし、術前の瞳孔径やレンズ選択でリスクを下げられるため、適切な検査と説明が行われているクリニックでは大きなトラブルに発展しにくいのが実情です。

普段の生活で夜間視力がそれほど重要でない人は問題になりにくく、夜間の見え方をどこまで重視するかが、ICLとの相性を判断するポイントになります。

眼圧上昇・白内障・感染症などの合併症リスク

ICLは角膜を削らない点で安全性が高い手術ですが、眼内にレンズを入れるため特有のリスクがあります。

代表例は眼圧上昇、白内障、眼内炎(感染症)などです。頻度は高くありませんが、放置すると重症化する可能性があるため注意が必要です。

定期検診で眼圧やVaultを確認し、異常があれば早期に対処できれば、合併症の多くは重症化を防ぐことができます。術後フォローを確実に受けられる環境が、安全性に直結します。

失敗・後悔を避けるために術前に確認すべきポイント

ICLで後悔しないための鍵は、手術前に検査の精度・術後の見え方・保証内容・フォロー体制をどこまで具体的に理解できているかです。特に、ハローグレアの出やすさや度数ズレの許容範囲、追加手術の扱いは満足度に直結します。

確認したいポイント

  • 術前検査の精度:前房深度・角膜形状・乱視軸を細かく測っているか
  • 見え方の変化:ハローグレアの可能性や発生率、どの程度軽減するかを具体的に説明しているか
  • 追加手術の扱い:度数調整やレンズ交換が必要になった場合の費用や保証が明確か
  • 保証の範囲:再手術・検査費用・レンズ交換などがどこまで含まれているか
  • 術後フォロー:1年間の検診スケジュールと、緊急時の連絡体制が整っているか

これらが曖昧なまま手術すると、期待とのギャップが生まれやすく後悔につながります。説明が具体的で、必要なときに相談できるクリニックを選ぶことが、失敗を避ける最も確実な方法です。

ICL手術が医学的にできない人

ICLは多くの近視・乱視に適応できる手術ですが、目の構造や病気の有無によっては医学的に手術ができない(適応外)と判断されるケースがあります。医師がICLを行えないと判断されてしまう条件を解説します。

眼内のスペース不足でレンズが入れられない場合

ICL手術は水晶体と虹彩の間にレンズを入れる隙間がないと受けられない

前房深度が浅く眼内スペースが不足している人は、ICL手術を安全に行えないため適応外となります。

ICLは虹彩と水晶体の間にレンズを固定する手術のため、この空間に十分な余裕がないとレンズが水晶体を圧迫し、眼圧上昇や白内障につながるリスクが高まるからです。

実際には、角膜から水晶体までの距離である前房深度が一定基準より浅い場合や、レンズと水晶体の距離(Vault)が適正範囲に収まらないと判断された場合、安全性を確保できないため手術ができません。

前房が浅い人やVaultの確保が難しい人は、医師の判断でICLが適応外とされ、別の治療法が検討されます。

緑内障・角膜疾患などの持病がある場合

緑内障や角膜疾患など、目の病気を抱えている人はICL手術を安全に行えない可能性が高く、医学的に適応外となります。

ICLは眼内にレンズを挿入するため、眼圧の変化や角膜への負担が病状を悪化させるリスクがあります。特に緑内障は眼圧に深く関わる病気であり、手術による刺激やレンズ位置の影響で眼圧が変動すると、症状の進行につながる恐れがあります。

また、角膜内皮細胞が基準値より少ない場合や、角膜変性・不正乱視など角膜に異常がある場合も、術後に白内障や角膜障害が起こりやすいため手術は推奨されません。白内障がすでに進行している人も、ICLのメリットが小さく、別の治療が必要となるケースが多く見られます。

既往症によって術後の安全性が確保できないと判断された場合、医師はICLを適応外とし、他の治療法を提案することになります。

妊娠中・授乳中・成長期で視力が安定していない人

妊娠中・授乳中・成長期など視力が安定していない人は、ICL手術のタイミングとして適切ではなく、適応外と判断されることがあります。

妊娠中はホルモンバランスが大きく変化することで一時的な視力変動が起こりやすく、術後の見え方を正しく評価できないからです。授乳中は使用できる薬剤に制限があり、感染予防や術後治療に支障が出る可能性も懸念されます。

さらに、10代後半〜成長期の若年層は近視が進行しやすく、視力が安定していない状態で手術をすると術後に再び視力低下が起こる恐れがあります。成長期や視力変動が続く時期は手術適応外と判断されることが一般的です。

医師は視力の安定度を確認したうえで手術の可否を判断するため、妊娠中や成長期はICLの実施を見送るのが安全とされています。

近視が進行している若年層

近視が進行している若年層は視力が安定していないため、ICL手術は医学的に適応外とされることが多いです。

ICLは長期間使用するレンズを挿入する手術であり、術後も近視が進行すると、せっかく入れたレンズが合わなくなり期待した視力が得られなくなるからです。特に10代後半〜20歳前後は近視が変動しやすく、術後に再度視力が低下するリスクが高くなります。

一般的には、過去2〜3年の間に大きな度数変化がないことが手術の目安とされます。逆に、直近の数年間で度数が頻繁に変わっている場合や、視力の安定が確認できない場合は、医師はICLの実施を避ける判断を行います。

視力が安定していない若年層は、まず近視の進行が止まるまで経過を見たうえで、将来的に手術を検討することが推奨されます。

ICLをやめたほうがいい人・向いていない人

ICLは医学的に適応であっても、生活スタイルや見え方の価値観によっては「思っていたのと違う」と後悔しやすいケースがあります。手術自体は可能でも満足度が下がりやすいタイプを、生活リズムや視覚的ストレスの観点から解説します。

夜間運転が多くハローに敏感な人

夜間の光に強いストレスを感じやすい人は、術後のハローやグレアが生活の負担になりやすいため、ICLを慎重に考える必要があります。

ICL術後は光がにじんで見えるハロー・グレアが起こる可能性があり、特に暗い場所での運転や作業が多い人は視覚的不便を感じやすいためです。

実際には、夜間のヘッドライト・街灯・PC作業などの場面で光の広がりを強く感じ、生活への影響が残るケースもあります。症状は数か月で軽減することが多いものの、完全に消えない人も一定数います。

夜間活動が多い人はICLより他の選択肢のほうが生活とマッチしやすい場合があります。

遠近両方の裸眼を求めている人

遠くも近くも裸眼で快適に過ごしたいと考えている人は、ICLと老眼の相性を正しく理解していないと術後にギャップが生まれやすく、後悔につながる可能性があります。

ICLは近視・乱視を矯正する手術であり、水晶体のピント調節機能は温存されます。そのため、加齢に伴って老眼が進行するのを止めることはできません。特に40代前後で手術を受ける場合、数年以内に「遠くは見えるが手元が不便」という変化が起こりやすく、理想としていた遠近完全裸眼が維持できない点がストレスになります。

実際には、ICLで遠くをクリアにしつつ、老眼が始まる時期に合わせて別の治療を追加する、あるいは術前からモノビジョンや老眼治療を含めて比較するなど、長期的な視力設計が必要です。老眼の性質や年齢による見え方の変化を理解しないまま手術を受けると、「想像と違う」というミスマッチが大きくなります。

遠近の裸眼を強く求める人ほど、ICL単独ではなく、将来の老眼対策を含めた治療計画や別の術式との組み合わせを踏まえて検討することが重要です。

再手術や追加費用への不安が大きい人

ICLを「一度の手術で完全に終わらせたい」と考えている人は、術後の視力変化や将来的な追加費用にストレスを感じ、満足度が下がりやすい傾向があります。

ICLは長期間の使用を前提とした手術ですが、視力の変化や白内障の進行に応じてレンズ交換が必要になることがあります。また、術後に度数ズレを感じた場合には調整手術を行うこともあり、クリニックによっては追加検査や再手術に費用がかかるケースもあります。

ただし、再手術が可能であることはICLの大きなメリットでもあります。視力の変化に合わせて調整できるため、長期的に見れば対応範囲の広い柔軟な手術であり、決してデメリットだけではありません。保証内容が充実したクリニックを選べば、追加費用を最小限に抑えながら安全に調整を行うことも可能です。

追加費用や再手術の可能性が不安な人は、保証範囲・再手術の条件・費用上限を事前に確認したうえで、自分の許容範囲と照らし合わせて判断することが重要です。それでも強い不安が残る場合は、ICL以外の術式を含めて検討したほうが後悔は少なくなります。

定期検診とアフターフォローを受けにくい生活スタイルの人

術後の定期検診を安定して受けられない生活スタイルの人は、ICLの安全性や満足度を維持しにくいため、手術のタイミングを慎重に考える必要があります。

ICLはレンズ位置・眼圧・Vault値のチェックが必須で、術後1か月・3か月・半年・1年といったフォローアップが前提です。海外出張が続く時期や、夜勤・シフト制で定期的な通院が難しい場合、わずかな異常を見落としてしまうリスクが高くなります。フォロー体制と生活リズムが合わないまま手術を受けると、満足度が下がりやすく後悔につながります。

ただし、「ICLが向いていない」というわけではなく、通院しやすい時期かどうかが大きく影響する問題です。長期出張が終わったあと、勤務形態が落ち着いたタイミング、あるいは術後フォローを受けやすい環境が確保できる時期に合わせれば、安全性と満足度を高く維持できます。

生活リズムと通院ペースが噛み合わないと感じる人ほど、今すぐ受けるかどうかではなく、手術に最適なタイミングを見極めることが重要です。

ICL手術との相性が良いタイプ

ICL手術は裸眼の生活を強く望む人であれば向いている

ICLはすべての人に同じように適しているわけではありませんが、視力の状態や生活スタイルによっては大きなメリットを実感しやすい人もいます。ICLと特に相性が良く、術後の満足度が高まりやすい人の特徴を解説します。

裸眼生活を強く望む人

日常生活で裸眼視を最優先したい人は、ICLとの相性が非常に良いです。

ICLは角膜を削らずに視力を矯正できるため、強度近視で裸眼を諦めていた人でも高い見え方が期待でき、メガネやコンタクトの煩わしさから一気に解放されます。実際、スポーツやアウトドア、長時間のデスクワークなど、裸眼の快適さが生活の質に直結する人ほど恩恵が大きい傾向があります。

裸眼でクリアに過ごしたいという明確な希望がある人は、手術後の満足度が特に高くなる傾向があります。

メガネやコンタクトでは矯正しづらい強度近視・乱視の人

−8D以上の強度近視や強い乱視がある人は、ICLがもっともメリットを発揮しやすい層です。

レーシックやPRKは角膜を削る量に限界があり、強い近視や乱視では十分な矯正ができないケースがあります。対してICLは角膜を削らないため、強度近視や不正乱視でも視力が安定しやすく、術後の見え方もクリアに保ちやすいという特徴があります。

「今のメガネの厚さがつらい」「コンタクトが乾きやすく限界を感じている」という人ほど、ICLによる視覚的なストレス軽減効果は大きくなります。

生活リズムが安定していて定期通院ができる人

術後1年ほどの定期検診を無理なく受けられる生活スタイルの人は、安全性と満足度の両方を最大化できます。

ICLではレンズ位置・眼圧・Vault値のチェックが必須であり、術後1か月・3か月・半年・1年という定期フォローが欠かせません。生活リズムが安定していて通院の時間を確保しやすい人は、異常の早期発見がしやすく、長期的にも安心してレンズを使い続けることができます。

もともと計画的に通院できるタイプの人ほど、ICLのメリットを最大限に活かしやすい立場です。

レーシックが適応外で角膜に負担をかけたくない人

角膜が薄い、角膜形状に不安がある、レーシックが適応外だったという人にはICLが非常に適した選択肢になります。

レーシックは角膜を削る手術であり、角膜厚が不足している場合や角膜形状が不安定な場合にはリスクが高く適応できません。一方ICLは角膜を削らずに矯正するため、角膜への負担が少なく、安全性の観点でも選びやすい手術です。

「レーシックは怖い」「角膜に手を加えたくない」という価値観を持つ人にとっても、ICLは構造的にメリットが大きい治療法となります。

後悔しないためにICL手術前に必ず確認すべきポイント

ICLは高額で、術後の見え方や将来の追加治療にも影響する手術です。後悔を避けるには、費用・老眼・手術後の見え方・保証内容など、判断に必要なポイントを事前に整理しておくことが欠かせません。手術前に必ず確認すべき重要事項をまとめました。

費用・老眼・将来の追加手術まで含めて検討する

初回の手術費用だけで判断すると、ICLの本当のコストを見誤りやすくなります。

ICLは自由診療で両眼50〜70万円が一般的ですが、将来的には視力変化や白内障手術に伴うレンズ交換などの追加処置が必要になる可能性があります。老眼は避けられないため、「遠くは裸眼だけど手元は見えづらい」状態になる時期も想定しておくべきです。

長期の視力変化や追加手術まで含めて現実的に捉えておくことで、費用対効果のミスマッチを防ぎ、後悔しにくい選択ができます。

術後の見え方(ハローグレアなど)の説明が十分か

ICL術後に最も多く報告されるのが、光がにじんで見えるハロー・グレアです。

ほとんどは数か月で軽減しますが、完全に消えないケースもあります。夜間運転や暗所作業が多い人ほど影響を受けやすく、事前の説明不足が原因で「思ったより気になる」と後悔につながることがあります。

症状の起こる割合、どの程度続くのか、生活との相性まで含めて説明してくれるクリニックかどうかを確認しておくと、術後の見え方のギャップを最小限に抑えられます。

保証内容・緊急対応・術後フォローの範囲を確認する

ICLは術後のフォローが満足度と安全性に直結するため、保証内容はクリニック選びで最重要ポイントのひとつです。

レンズ交換や調整手術の費用は保証に含まれるのか、定期検診は何回まで無料か、緊急時に連絡できる窓口があるのかなど、クリニックごとに差があります。保証が厚いほど、追加費用への不安が軽減され、安心して手術を選びやすくなります。

長期的にサポートを受けられる体制かどうかは、ICLを検討するうえで確実に押さえるべきポイントです。

ICL以外の視力矯正手術も含めて比較して判断する

ICLが向いている人は確かに多いものの、すべての人にとってベストとは限りません。他術式と比較して初めて、自分にとっての最適解が見えてきます。

レーシック、PRK/LASEK、あるいは老眼治療など、それぞれ得意とする症例やメリットが異なります。例えば、角膜が薄い人はレーシックが難しい一方、夜間のにじみが気になる人には他の選択肢のほうが生活と合う場合があります。

ICL単体で考えるのではなく、複数の選択肢の中から比較検討することで、後悔の少ない判断ができます。

ICLを選ぶか迷ったら、まずは適応検査で自分の目の状態を確認する

ICLは費用の高さやハローグレア、老眼との関係など気になるポイントが目立ちやすい手術ですが、実際には適応が合っていれば安全性も満足度も高い治療です。心配されやすい点の多くは、術前の数値評価とレンズ選択でほぼコントロールできる領域です。

ICLが自分に向いているかどうかは、ネットの情報だけでは判断しきれません。前房深度・角膜形状・乱視軸・Vault予測など、手術の安全性を決める要素はすべて精密検査で数値化されます。実際に適応があれば、ハローが出にくいレンズ選択や、老眼の影響を見越した度数調整など、最適の提案を受けられます。

ICLのデメリットとして語られがちな部分は、適応外の人が無理に受ける場合に起こりやすいものであり、適応内であれば過度に心配する必要はありません。自分の目に合うかどうかは、検査を受けて初めて分かります。

ICLが気になっている段階なら、まずは無料の適応検査で自分の目の状態を知ることが、もっとも確実でリスクの低い第一歩です。費用・見え方・将来の見通しまで専門医と確認すれば、迷いや不安はかなり解消され、納得感のある判断ができるようになります。

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